なんでも乳酸菌Q&A Vol.04「乳酸菌は
どんなところにいるの?」
日常よく見聞きする言葉である「乳酸菌」。その正体や姿、働きなどをシリーズでご紹介しています。
第4回目も乳酸菌に関する基礎知識をQ&A形式でご紹介します。
Q1
乳酸菌はどんなところにいるの?
A1
自然界のあらゆるところにいます。
乳酸菌は、土壌、海洋、植物、動物の消化管や皮膚など自然界のあらゆるところにいます。乳酸菌は、何を栄養源として生育するか、どんな温度を好むかといった特徴により、それぞれすむ場所が違ってきます。
例えば、昔からチーズやヨーグルトなどの乳製品に利用されてきた乳酸菌は、牛乳中の糖分やタンパク質を栄養源として食べて生きています。
Q2
乳酸菌を使った食品にはどんなものがあるの?
A2
乳製品や発酵食品などがあります。
昔から人々に食べられてきた発酵食品には乳酸菌が活用されたものが多くあります。チーズやヨーグルトといった乳製品をはじめ、味噌、醤油、漬物など、さまざまな発酵食品にも乳酸菌は含まれています。
「カルピス」も、脱脂した牛乳を乳酸菌と酵母で発酵して作られているんですよ。
Q3
よく聞く「善玉菌」「悪玉菌」ってなに?
A3
人の身体にとって「有益」または、「有害」な菌のことをいいます。
腸内菌の中で整腸作用など人の身体にとって有益な働きをしている乳酸菌やビフィズス菌は「善玉菌」と呼ばれています。
一方、便の悪臭や病気の原因になるなど有害なものは「悪玉菌」と呼ばれ、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、緑膿菌などが知られています。