なんでも乳酸菌Q&A Vol.03「ヨーグルトはいつから
食べられているの?」

日常よく見聞きする言葉である「乳酸菌」。その正体や姿、働きなどをシリーズでご紹介しています。第3回目となる今回も乳酸菌に関する基礎的な知識をQ&A形式でご紹介します。

Q1

ヨーグルトはいつから食べられているの?

A1

紀元前2000年頃には既に食べられていたようです。

乳酸菌と人類との関係は、古くから存在していました。私たちの先祖にあたる人々も世界中の様々な地域で乳酸菌を食生活に取り入れ、食べていました。
ヨーグルトなどの発酵乳の歴史は非常に古く、紀元前2000年頃、メソポタミアにバビロン文化を築きあげたアムール人は、家畜の乳で作った発酵乳を食べ物や薬として使っていたとされています。
乳酸菌は発酵の過程で、乳に含まれる糖分(乳糖)から乳酸を作り出します。この乳酸がヨーグルトの酸味なのですが、それにより雑菌の繁殖を抑え、貴重な栄養源であった乳をより長い間保存することが可能になりました。

答えは③約4,000年前からだね!
Q2

お腹の中の乳酸菌やビフィズス菌はどうやったら増やせるの?

A2

乳酸菌をたくさん含む食品を摂取する事で増やすことができると考えられます。

乳酸菌飲料やヨーグルトなどの乳酸菌をたくさん含む食品を摂ることで、一時的にお腹の中の乳酸菌を増やすことができると考えられます。また、ビフィズス菌や乳酸菌のエサとなるオリゴ糖などを食べることでも、それらを増やすことができると考えられます。

おいしくておなかも元気! おいしくておなかも元気!
Q3

乳酸菌が作り出す物質とはなんですか?

A3

乳酸菌は発酵の過程でさまざまな物質を作りだします。

乳酸菌は食品を発酵させる過程で様々な物質を作りだしますが、その中には、健康に役立つものもあります。例えば、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質を分解し、アミノ酸の結合体である様々なペプチドを作り出します。