なんでも乳酸菌Q&A Vol.02「乳酸菌は
誰が見つけたの?」

日常よく見聞きする言葉である「乳酸菌」。一方、その正体や姿、働きなど、いまいち良くわからないな。という方も多いのではないでしょうか。そこで前回に引き続き、乳酸菌に関する基礎的な知識をQ&A形式でご紹介します。

Q1

乳酸菌は誰がいつ見つけたのですか?

A1

17世紀にオランダのレーウェンフックが顕微鏡で観察していました。

既に17世紀にはオランダのレーウェンフックが乳酸菌の一種を顕微鏡で観察しています。その後、フランスのパスツールが乳酸菌の発酵への関与を明らかにしています。1878年には、イギリスの外科医ジョゼフ・リスターにより初めて乳酸菌の一種が単離されたといわれています。

※様々なものが混合している状態にあるものから、その中の特定の要素のみを取り出すこと。
Q2

乳酸菌はなんの役にたっているのですか?

A2

食べものを発酵させたり、からだに良いはたらきが期待できます。

人類は古くから乳酸菌を食生活に取り入れており、世界中の様々な地域で食されています。
乳酸菌が食材を発酵することにより、酸味やうま味など独特の風味が作りだされるだけでなく、乳酸の働きにより雑菌の増殖を抑えることで保存性が上がります。
また、乳酸菌自体や乳酸菌が作りだした物質を食べることで、からだに良いはたらきが期待できます。

Q3

乳酸菌は生きていないと機能しないのですか?

A3

乳酸菌は生きてはたらく場合と生きていなくても機能する場合があります。

「乳酸菌は生きていないと機能しない」と思われがちですが、生きていなくても機能を示す場合もあります。
乳酸菌を構成する成分(菌体成分)に機能性がある場合には、腸に届くまでに死滅してしまっても、あるいは加熱殺菌された乳酸菌でも、機能性が期待できるのです。