「カルピス」誕生秘話

アサヒカルピスウェルネスショップでは、「アレルケア」や「ココカラケア」などの、商品に多く活かされている「乳酸菌」について、その秘密やお役立ち情報を、コラム「乳酸菌エトセトラ」を通じて、皆様にお届けします。
記念すべき第一回は、「カルピス」の誕生秘話をピックアップ。「カルピス」を起源とする「乳酸菌研究」の始まりについてお届けします。

乳酸菌に注目して重ねた研究と開発

1919(大正8)年、日本初の乳酸菌飲料として誕生した「カルピス」。
その歴史は、「カルピス」の生みの親である三島海雲が内モンゴル(現在の中国)で酸乳と出合ったことにはじまります。長旅ですっかり心身共に弱っていた三島に、現地の人がくれたのは酸っぱいミルクのような飲み物。それは現地で古くから「元気の源」として飲用されていた、乳酸菌で発酵させた酸乳でした。すっかり元気を取り戻した三島は、この素晴らしい酸乳を日本にも広めたい、という思いで帰国します。

帰国後、三島は内モンゴルで飲んだ酸乳をヒントに乳酸菌の研究を重ね、乳酸菌で発酵させたクリーム「醍醐味」を発売。さらに「醍醐味」の製造過程で残った脱脂乳を乳酸菌で発酵させた「醍醐素」を発売しました。その後“おいしいこと”、“滋養になること”、“安心感のあること”、“経済的であること”を本質とし、日本初の乳酸菌飲料「カルピス 」を開発。1919(大正8)年7月7日の発売以降、「カルピス 」は時代を経て、やがて“国民的飲料”として愛される商品へと成長しました。

100年経っても受け継がれている私たちの想い。

「カルピス」が発売されて、100年が経ちました。私たちは三島の志を受け継ぎ、「カルピス 」の研究を起源とする乳酸菌や微生物がもたらす健康機能を基に確かなものづくりを続け、お客様のもとにお届けしています。

「カルピス」「CALPIS」はアサヒ飲料(株)の登録商標です。